2023年3月に開催された野球の世界大会「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」では大会MVPを獲得し日本代表を世界一に導いたほか、レギュラーシーズンではMLB史上初となる2度目のMVP満票受賞を達成。同12月15日に行われたドジャース入団会見では、愛犬の名前が「デコピン」と明かされるや否や日本語の「デコピン」がXの世界トレンドワード1位になりました。
大谷翔平選手のドジャースとの契約は、10年7億ドル(約1015億円)。1年あたり100億円超えのメガ契約は総額でプロスポーツ史上最高額になりました。大谷翔平選手が規格外なのは選手としての力量や契約金だけではありません。
同12月14日に発売された大谷のレプリカユニフォームは、販売開始から48時間に限定したプロスポーツ選手のユニフォーム最高売上額を更新するなどグラウンド外での経済効果にも注目が集まっています。
今や日本でもアメリカでも話題の中心にいる大谷翔平選手ですが、5人家族の中でどのように育ってきたのでしょうか。
この記事では大谷翔平選手の家族構成について詳しく紹介していきます。
目次
大谷翔平の家族構成
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大谷翔平選手の家族構成は5人家族です。翔平選手は、3兄弟の末っ子になります。大谷家のご家族はスポーツ一家としても有名です。
父親は元社会人野球チームの外野手で、現在は中学硬式野球チームで監督をされています。
母親は元バトミントン選手で、国体ではバルセロナ五輪日本代表の陣内貴美子さんと対戦経験もあります。
兄はトヨタ自動車東日本硬式野球部のコーチとして活躍しています。
姉は看護師をされています。
父親はどんな人?
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- 名前:大谷徹(おおたに とおる)
- 生年:1962年 61~62歳(2024年現在)
- 身長:182cm
- 出身:岩手県北上市
- 学歴:岩手県立黒沢尻工業高等学校卒業
職歴
- 三菱重工横浜製作所
- トヨタ自動車東日本
- 金ケ崎リトルシニア監督
父・徹さんは、岩田県胆沢群金ケ崎町の中学硬式野球チーム「金ケ崎リトルシニア」で監督をされています。高校生時代には「岩手県立黒沢尻工業高等学校」で野球部に所属し、高校卒業後に「三菱重工横浜」に就職し社会人野球チームで外野手としてプレーされていました。
ご自身もプロ野球選手を目指してたそうですが、25歳で野球選手としての現役を終え、家族の将来の事を考えて神奈川県から地元岩手県に戻りました。長男の龍太さんに対しては、龍太さんが野球を始めた頃仕事が忙しく何もしてあげることができなかったのが心残りだということもあり、弟の大谷翔平選手が野球を始めた時にはかなり一生懸命サポートされいたようです。
大谷翔平選手が小学2年生から「水沢リトルリーグ」に入ると、チームのコーチを買って出るようになり後に監督も務めました。中学校進学後に「一関リトルシニア」に移っても同チームのコーチを務め、計7年間指導したことになります。大谷翔平選手が巣立った現在も少年野球指導を継続しています。
母親はどんな人?
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- 名前:大谷加代子(おおたに かよこ)
- 生年:1963年 61~62歳(2024年現在)
- 身長:170cm
- 出身:神奈川県横浜市旭区
- 学歴:神奈川県立横浜立野高等学校
職歴
- 三菱重工横浜製作所(バトミントン選手)
- 岩手県奥州市内の焼肉店パート
- 専業主婦
母・加代子さんは、元バトミントン選手で身長が170cmあり一般女性よりも遥かに背が高いことが分かります。小学5年生からバドミントンを始め、中学3年生で全国大会に出場しました。
この大会では団体女子の部で準優勝でしたが、決勝での対戦相手が1992年のバルセロナ五輪に出場した陣内貴美子さんでした。全国大会決勝も含め、同学年だった陣内貴美子さんとはこの後も何度か対戦することになります。
両親の馴れ初め~結婚に至るまで
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大谷翔平選手の両親の出会いは、職場の三菱重工横浜です。徹さんが入社2年目、加代子さんが入社1年目に出会ったとのこと。
その出会い方も素敵です。当時、三菱重工横浜では会社をあげて野球部の応援をしていました。そこで、新入女子社員はチアガールをすることが義務だったようです。
徹さんの所属する野球部の応援に、加代子さんがチアガールとして応援に行きました。その後お付き合いが始まり徹さん24歳、加代子さん23歳の時に結婚されました。
兄弟は何人でどんな人?
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大谷翔平選手は、兄・龍太さん、姉・結香さんと三人兄弟で末っ子です。
兄と姉をそれぞれ見ていきましょう。
兄はどんな人?
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- 名前:大谷龍太(おおたにりゅうた)
- 生年月日:1988年3月20日
- 年齢:36歳(2024年現在)
- 出身地:神奈川県横浜市
- 身長:187cm
- 出身校:岩手県県立前沢高校
職歴
- 2003年:岩手県奥州市立水沢南中学卒業
- 2006年:岩手県立前澤高等学校卒業
- 2006年:岩手県の一般企業に就職
- 2006年:クラブチーム水沢駒形野球クラブに所属
- 2010年:高知ファイティングドッグスに入団
- 2011年:高知ファイティングドッグスを退団
- 2012年:トヨタ自動車東日本軟式野球部に入団
- 2022年:トヨタ自動車東日本軟式野球部の専任コーチ
中学生時代は軟式野球部に所属し、高校からは野球の強豪校としても知られる「岩手県私立前澤高等学校」で硬式野球部に所属し、甲子園を目指しました。残念ながら甲子園には出場していませんが、高校時代は3番打者として活躍しました。
高校卒業後、地元企業に就職し工場勤務の傍らクラブチームでも野球を続けていたようですが、仕事をしながら野球の練習に打ち込むことが難しく、2010年には会社を退職し四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスからドラフト2位指名を受けて入団しています。
2011年の四国アイランドリーグのシーズン終了後に高知ファイティングドッグスを退団し、翌2012年に父親の徹さんが勤務する自動車ボディメーカーが、大谷さんの出身地にトヨタ自動車東日本硬式野球部を発足したタイミングで入部を決断しました。現在は、引退しトヨタ自動車東日本硬式野球部のコーチとして活躍しています。
姉はどんな人?
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- 名前:大谷結香(おおたにゆか)
- 年齢:31~32歳
- 身長:168cm
- 職業:看護師
2020年に翔平選手の母校、花巻東高等学校高校教師の流石裕之さんとご結婚され翌2021年に女の子をご出産されています。大谷翔平選手の母校、花巻東高等学校野球部部長ということで出会いのきっかけは大谷翔平選手だそうです。
画像出典元:日刊スポーツ
- 名前:流石裕之(さすがひろゆき)
- 生年月日:1981年11月2日(2024年現在42~43歳)
- 学歴:山口県立富士河口湖高騰学校・国士舘大学
- 職業:教員(世界史)
- 2004年より花巻東高等学校野球部コーチ
- 2007年より花巻東高等学校野球部部長
大谷翔平選手がキューピットとなりお姉さんを紹介したようですね。
嫁は田中真美子
画像出典元:女性自身
- 名前:田中真美子
- 生年月日:1996年12月11日
- 年齢:27歳(2024年3月現在)
- 出身地:東京都
- 身長:180cm
- 体重:70kg
- 出身校:東京成徳大学高等学校→早稲田大学
- 職業:元バスケットボール選手
- 所属チーム:富士通レッドウェーブ(ポジション:センター)
妻・真美子さんは、東京成徳大学高校卒業後に早稲田大学に進学しました。大学3年の時にユニバーシアードに日本代表で出場し銀メダルを獲得しました。
2019年から2023年まで社会人女子バスケットボールチーム富士通レッドウェーブに在籍し、ユニバーシアードに2大会連続で選出され2021年8月に日本代表候補に選ばれました。2023年の4月に引退されました。
大谷翔平選手とは2024年1月に入籍し、2月29日の結婚発表にいたったということです。
大谷翔平の父親からの野球指導とは?
画像出典元:スポニチアネックス
大谷翔平選手が小学2年で「水沢リトル」に所属していた時、徹さんは水沢リトルのコーチや監督を務めていました。また水沢南中学校の時に所属していた「一関リトルシニア」でもコーチをしており、大谷翔平選手の小学2年生から中学3年生までの7年間に渡り野球の指導をしてきました。
父親と「野球ノート」の交換日記
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父・徹さんと大谷翔平選手は小学生の時に「野球ノート」という交換日記をしていました。父・徹さんがその日の練習に対する評価やアドバイスを書き、大谷翔平選手はそれに対して反省や課題を書いていました。
小学校5年生ぐらいまで続けて2冊から3冊にはなっていたそうです。「野球ノート」の目的は、書くことによってより頭に入り褒めるのも文章にした方がいいのではという考えからだそうです。
父親からの3つの教え
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大谷翔平選手が今でも大切にしている、「野球ノート」でもほとんどのページに書き込まれている言葉が次の3つになります。
- 大きな声を出して、元気よくプレイする
- キャッチボールを一生懸命に練習する
- 一生懸命に走る
大谷翔平選手の現在の野球のプレーを見ていると、父・徹さんの教えを今でも大切にしているのが分かりますね。
詳しくはスポーツライターの佐々木亨氏の『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』に父・徹さんと二人三脚で歩んだ大谷翔平選手の小学生時代が紹介されていますので、ぜひ興味のある方は読んでみてください。
大谷翔平の母親とのエピソード
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お金とのつきあい方は、母・加代子さんも大谷翔平選手に示してきました。大谷家は2022年に家の印象が変わるほどに外壁を直すなど大々的なリフォーム工事を行いました。しかし母・加代子さんは翔平さんの「リフォーム代を出したい」という申し出を固辞されたようです。
息子・翔平からの金銭的援助を拒否
大谷翔平選手のプロ入り後、母・加代子さんは翔平選手の収入の管理を担っていました。息子から目が飛び出るほどの大金を預かりながらも母・加代子さんはパート勤めを続けており、その生活はいまも変わっていません。
大谷翔平選手が母・加代子さんに「いつまで働くの?」と聞いたことがあったそうです。すると母・加代子さんは、「あなたに、おんぶに抱っこというわけにはいかないでしょ」と、笑って返したのだそうです。父・徹さんも「息子が活躍するようになったからといって、子供に飯を食わせてくれとは言いづらいよ」と冗談めかして話していたことがあったそうです。
息子は息子、自分たちは自分たちなりにやっていけているんだからそれで充分ということなんでしょう。大谷選手のお金には、現在も手出しゼロのままだそうです。
大谷翔平と兄のエピソード
画像出典元:女性自身
兄・龍太さんは、同じ野球の道を進んでいることもあり、翔平さんと比較されたり辛い思いをされてきたのではないかと思っていました。しかし意外とそうではなかったようです。
兄・龍太からの野球に対する影響
幼い頃は、一緒にキャッチボールをしていたそうです。テレビで野球観戦していた時も野球好きならではの一緒に球種を予測したり、と仲良く野球の話をしていたそうです。
大谷翔平と姉のエピソード
画像出典元:スポニチアネックス
姉・結香からの手料理
大谷翔平選手は、高校生時代に寮生活をしていました。姉・結香さんは大谷翔平選手の寮に行く度に栄養バランスを考えた何日分かの食事を作り置きしていたようです。
本当に姉弟で仲が良かったのですね。高校生時代の大谷翔平選手を影でサポートされていたのですね
姉・結香が翔平のファッションコーディネイト
野球一筋の大谷翔平選手はファッションに興味がなく、SNS上などでもファッションセンスがあまり良くないと言われていました。家族の服を借りて外出することもあったそうです。
しかし、最近は姉・結香さんが服装のアドバイスをされているそうです。そう言われるとここ最近のファッションはいい感じになってきたのではないでしょうか。
姉から服装についてチェックを受けると反抗しそうなところですが、しっかりとアドバイスを受け入れるところは大谷翔平選手が姉・結香さんを信頼していることがわかります。
大谷翔平の弟的存在とは?
画像出典元:ペット保険ステーション
大谷翔平選手に弟はいませんが、弟的な存在だったのが愛犬のゴールドレトリバーの「エースくん」です。2017年に15歳で亡くなったエース君ですが、大谷翔平選手の心の支えになっていたことでしょう。
エースくんが家に来たとき、当時小学1年生の大谷翔平選手は『弟ができた!』と大喜びしたそうです。たまに喧嘩もあってある日、大谷翔平選手がちょっかいを出していたら怒ったエースくんが右腕を噛んだというのです。その時の傷跡は、「仲良し兄弟の証」として今でも残っているそうです。
以上、大谷翔平選手の家族と兄弟について詳しく説明してきました。
メジャーリーグで大谷翔平選手のさらなる活躍を期待しています。
最後までご覧いただきありがとうございました。