大谷翔平選手の元通訳として知られる水原一平氏。
「水原一平氏の給料はいくらだった?」
「エンゼルス時代からどのくらい増えた?」
「ドジャースではいくら受け取る予定だった?」
「大谷翔平選手への賠償額はいくら?」
「現在はどうなっている?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
水原氏の給与については、2025年の量刑手続きで本人側が具体的な金額を説明しています。
一方、大谷翔平選手の銀行口座から不正に送金した金額や判決、賠償額については、米司法省から正式な数字が公表されています。
そのため、水原氏について報じられている金額を見る際には、給与として受け取っていた金額と、犯罪による不正送金額、裁判所から命じられた賠償額を分けて考えることが重要です。
この記事では、公的資料や裁判関連の報道をもとに、水原一平氏の給与推移、事件の金額、判決、現在の状況について整理します。
主なポイントは次のとおりです。
- 2018年のエンゼルスでの給与は8万5,000ドルと本人側が説明
- 2019〜2021年は年8万7,000ドルと説明
- 2022年は9万9,611.16ドルと説明
- 2023年は25万ドルと説明
- 2024年のドジャースでは年50万ドルの給与になる予定だったと報じられている
- 大谷翔平選手から球団給与とは別の報酬も受けていた
- 大谷選手の口座から不正に移した金額は16,975,010ドル
- 2025年2月に57カ月の禁錮刑を言い渡された
- 大谷選手への賠償額は16,975,010ドル
- IRSへの賠償額は1,149,400ドル
- 2025年6月に連邦刑務所へ出頭した
それぞれ詳しく見ていきましょう。
水原一平の給料はいくらだった?
水原一平氏がロサンゼルス・エンゼルスで通訳を務めていた時代の給与については、量刑を前に裁判所へ提出された本人側の書面で具体的な数字が示されました。
本人側の説明をもとに整理すると、次のようになります。
| 年 | 所属 | 給与として示された金額 |
|---|---|---|
| 2018年 | エンゼルス | 8万5,000ドル |
| 2019年 | エンゼルス | 8万7,000ドル |
| 2020年 | エンゼルス | 8万7,000ドル |
| 2021年 | エンゼルス | 8万7,000ドル |
| 2022年 | エンゼルス | 9万9,611.16ドル |
| 2023年 | エンゼルス | 25万ドル |
| 2024年 | ドジャース | 年50万ドルと報道 |
ここで注意したいのは、2018〜2023年の数字について、球団が毎年の給与を公式発表したものではないという点です。
これらは、量刑手続きの中で水原氏側が説明した給与額として主要メディアに報じられた数字です。
2024年のドジャースでの50万ドルについても、年間契約として予定されていた給与として報じられています。
2018年は8万5,000ドル
水原氏は、大谷翔平選手がメジャーリーグへ移籍した2018年からエンゼルスで通訳を務めました。
量刑手続きで水原氏側が示した説明では、2018年の給与は8万5,000ドルでした。
2019年から2021年については、それぞれ年8万7,000ドルだったとしています。
日本円に換算した金額は為替レートによって大きく変わります。
そのため、「年収○○万円」と固定して考えるより、当時示されたドル建ての金額を見る方が分かりやすいでしょう。
2022年は9万9,611.16ドル
水原氏側は、2022年の給与について9万9,611.16ドルだったと説明しています。
本人側の書面では、この年についてMLBのロックアウトの影響を受けた按分給与だったという趣旨の説明もされています。
ネット上では2022年の給与について別の金額が紹介されている場合がありますが、本記事では裁判手続きで本人側が示した数字を扱います。
したがって、
「2022年の球団公式年俸が9万9,611.16ドルだった」と断定するのではなく、水原氏側が裁判所への書面で示した金額
として見るのが適切です。
2023年は25万ドル
水原氏側の説明によると、2023年の給与は25万ドルでした。
2018年の8万5,000ドルと比較すると、大きく増えていたことになります。
ただし、この数字だけを見て、
「一般的な通訳より何倍も高かった」
「MLB通訳として異例の高待遇だった」
と断定することはできません。
球団スタッフの給与や契約条件は、担当する業務や経験、契約内容によって異なります。
また、水原氏は球団での通訳だけでなく、大谷選手の周辺でさまざまなサポートを行っていたことも明らかになっています。
単純に一般的な通訳職の給与と比較するだけでは、実際の役割を十分に説明できないでしょう。
2024年のドジャースでは年50万ドル
大谷翔平選手が2024年にロサンゼルス・ドジャースへ移籍すると、水原氏も通訳としてドジャースへ移りました。
裁判関連資料をもとにした報道では、水原氏は2024年に年50万ドルの給与を受け取る予定だったとされています。
2023年の25万ドルから見ると、年間契約額は2倍になった計算です。
ただし、水原氏は2024年3月にドジャースを解雇されています。
そのため、
「2024年に50万ドルを実際にすべて受け取った」
という意味ではありません。
50万ドルは年間契約として示された金額であり、その年に実際に受け取った総額とは分けて考える必要があります。
水原一平の給料は誰が払っていた?
水原氏は、エンゼルスやドジャースの職員として通訳業務を行い、球団から給与を受けていました。
一方、大谷翔平選手のために球団業務以外のサポートも行っていました。
米司法省の資料では、水原氏が、
- ミーティングへの送迎
- 野球以外の場面での通訳
- 大谷選手の生活上のサポート
などを行い、その追加業務に対する報酬を大谷選手から別に受け取っていたことが説明されています。
つまり、水原氏の収入は、
球団からの通訳給与と、大谷選手個人からの追加業務への報酬
に分かれていたことになります。
大谷翔平から年間約1万1,000ドルを受け取っていた?
大谷選手個人から受け取っていた報酬についても、水原氏は量刑前の書面で説明しています。
本人側の説明では、
- 10月〜1月:約2,500ドル/月
- 2月〜9月:約125〜130ドル/月
で、年間ではおよそ1万1,000ドルだったとしています。
ただし、この具体的な金額は水原氏本人が量刑手続きで説明した内容です。
米司法省の資料では、大谷選手から球団給与とは別の報酬を受けていたことは確認できますが、月ごとの詳細な金額まで同じ形で公表されているわけではありません。
そのため、
「大谷選手から年間約1万1,000ドル受け取っていたと水原氏側が説明した」
と整理するのが適切です。
水原一平は「給料が少なかった」と主張
量刑前に提出された書面では、水原氏側から勤務環境や給与についての説明も行われました。
水原氏は、大谷選手のためにほぼ常時対応する必要があり、十分な給与を受けていなかったと感じていたという趣旨の主張をしています。
本人側が説明した業務には、
- 送迎
- 買い物
- 郵便物の確認
- トレーニング関連の調整
- 広告撮影などでの通訳
- 日常生活上のサポート
などが含まれていました。
ただし、こうした勤務環境についての主張と、銀行詐欺という犯罪行為は別の問題です。
給与や仕事の負担が、不正送金を正当化する理由として認められたわけではありません。
そのため、
「給料が少なかったことが犯罪の原因だった」
と単純に結び付けることはできません。
水原一平の時給はいくらだった?
水原氏については、
「時給にするといくらだった?」
という疑問もあります。
しかし、正確な時給を計算することはできません。
理由は、
- 1日の勤務時間
- 年間の勤務日数
- 待機時間
- 休日
- 球団業務と個人業務の区分
など、正確な勤務記録が公表されていないためです。
仮に「毎日○時間働いた」と条件を設定すれば計算自体はできますが、それは実際の勤務時間ではありません。
そのため、本記事では推測による時給計算は行わず、裁判手続きで示された年間の給与額を中心に整理します。
水原一平はいくら不正送金した?
ここからは給与ではなく、銀行詐欺事件に関する金額を見ていきます。
米司法省によると、水原氏は大谷翔平選手の銀行口座から無断で、
16,975,010ドル
を不正に移したことを認めています。
約1,700万ドルという非常に大きな金額です。
日本円に換算すると為替レートによって金額が大きく変わるため、本記事では裁判で示されたドル建ての数字を中心に扱います。
水原氏は大谷選手が米国で銀行口座を開設する際に関わっており、その後、銀行へ大谷選手本人であるかのように装って連絡するなどして、不正な送金を行いました。
米司法省は、大谷翔平選手について、
不正送金を承認していない事件の被害者
として扱っています。
水原一平は何回くらい賭けていた?
水原氏が利用していた違法スポーツ賭博についても、米司法省から具体的な数字が公表されています。
2021年9月から2024年1月までの間に、少なくとも約1万9,000件の賭けを行ったとされています。
同期間の数字は、
- 勝った賭けの総額:約1億4,225万ドル
- 負けた賭けの総額:約1億8,293万ドル
- 差し引き:約4,068万ドルの負け
とされています。
ここで注意したいのは、約1億8,293万ドルという数字が、
「現金でその金額を丸ごと失った」
という意味ではないことです。
勝ちと負けを何度も繰り返した累積の数字で、最終的な差額として約4,068万ドルの負けが残ったということになります。
大谷翔平への賠償額はいくら?
2025年2月6日、水原氏には米連邦地裁で57カ月の禁錮刑が言い渡されました。
さらに、大谷翔平選手に対して、
16,975,010ドル
を賠償するよう命じられています。
これは、大谷選手の口座から不正に移された金額と同額です。
さらに大谷選手への賠償とは別に、米内国歳入庁(IRS)へ1,149,400ドルを支払うことも命じられました。
整理すると次のようになります。
| 支払先 | 裁判所が命じた金額 |
|---|---|
| 大谷翔平選手 | 16,975,010ドル |
| IRS | 1,149,400ドル |
| 合計 | 18,124,410ドル |
合計すると18,124,410ドルになります。
これらはネット上の推定ではなく、判決に関連して公表された金額です。
なぜIRSにも約115万ドルを支払う?
水原氏は銀行詐欺だけでなく、虚偽の納税申告についても有罪を認めています。
米司法省によると、水原氏は2022年分の連邦所得税申告で課税所得を13万6,865ドルと申告しました。
しかし、不正行為による約410万ドルの追加所得を申告していなかったとされています。
この未申告所得に関連して、約114万9,400ドルの税金を負うことになりました。
その結果、判決ではIRSへ1,149,400ドルを支払うよう命じられています。
水原一平の判決は?
水原氏は2024年6月、
- 銀行詐欺
- 虚偽の納税申告
について有罪を認めました。
そして2025年2月6日、米カリフォルニア州の連邦地裁で、
57カ月の禁錮刑
を言い渡されました。
57カ月は4年9カ月にあたります。
さらに、大谷翔平選手やIRSへの賠償なども命じられています。
給与の問題と刑事事件は同時に報じられることが多いものの、判決で確定した内容は、給与とは別に考える必要があります。
水原一平は現在どうしている?
2025年6月16日、水原氏が連邦刑務所へ出頭し、刑期を開始したことが報じられました。
2026年8月現在、公表情報から確認できる状況としては、
57カ月の刑に服するため連邦刑務所へ収監されている
ということになります。
刑務所での取り扱いや今後の釈放時期については、制度上のさまざまな条件によって変わる可能性があります。
そのため、外部から具体的な出所日を断定することはできません。
約1,700万ドルの賠償金はどうやって返す?
大谷翔平選手への賠償額は約1,700万ドルにのぼるため、
「どうやって返済するのか?」
と疑問に思う人も多いでしょう。
しかし、2026年8月現在、具体的な返済方法や返済期間について詳細な計画が公表されているわけではありません。
そのため、
「刑務所内で働けば返せる」
「出所後の仕事で返済する」
「一生かけても返せない」
などと将来を断定することはできません。
現在確認できるのは、
大谷翔平選手へ16,975,010ドル、IRSへ1,149,400ドルを支払うよう裁判所から命じられている
という事実です。
実際にどのような形で支払いが進むのかについては、今後の公表情報を見る必要があります。
水原一平の給与と事件の金額を整理
水原氏について報じられている主な金額をまとめると、次のようになります。
| 項目 | 金額・内容 |
|---|---|
| 2018年の給与 | 8万5,000ドルと本人側が説明 |
| 2019〜2021年 | 年8万7,000ドルと本人側が説明 |
| 2022年 | 9万9,611.16ドルと本人側が説明 |
| 2023年 | 25万ドルと本人側が説明 |
| 2024年ドジャース契約 | 年50万ドルと報道 |
| 大谷選手からの別報酬 | 年約1万1,000ドルと本人側が説明 |
| 大谷選手からの不正送金額 | 16,975,010ドル |
| 大谷選手への賠償額 | 16,975,010ドル |
| IRSへの賠償額 | 1,149,400ドル |
| 刑期 | 57カ月 |
給与については、水原氏側が量刑手続きで説明した数字や裁判関連報道をもとにしています。
一方、
不正送金額・賠償額・刑期については、公的資料で確認できる数字
です。
同じ「お金」に関する数字でも、情報の性質が異なることを理解しておく必要があります。
水原一平の給料・判決・賠償額まとめ
今回は、水原一平氏の給料や年収推移、銀行詐欺事件の判決、賠償額について整理しました。
ポイントをまとめると、
- 2018年のエンゼルスでの給与は8万5,000ドルと本人側が説明
- 2019〜2021年は年8万7,000ドルと説明
- 2022年は9万9,611.16ドルと説明
- 2023年は25万ドルと説明
- 2024年はドジャースで年50万ドルの給与になる予定だったと報じられている
- 大谷翔平選手からも球団給与とは別の報酬を受けていた
- 大谷選手から年間約1万1,000ドルを受け取っていたと水原氏側が説明
- 勤務時間が正確に公表されていないため、時給は計算できない
- 大谷選手の口座から不正に移した金額は16,975,010ドル
- 大谷選手は不正送金を承認していない事件の被害者
- 水原氏は銀行詐欺と虚偽の納税申告について有罪を認めた
- 2025年2月に57カ月の禁錮刑を言い渡された
- 大谷選手への賠償額は16,975,010ドル
- IRSへの賠償額は1,149,400ドル
- 2025年6月に連邦刑務所へ出頭した
- 具体的な返済方法については公表情報が限られている
ということになります。
水原氏については、給与、賭博、不正送金、賠償など、非常に大きな金額が数多く報じられています。
そのため、「○千万ドル」「○億円」という数字だけを見ると、何を意味する金額なのか分かりにくくなります。
特に重要なのは、
給与として受け取っていた金額、不正に送金した金額、裁判所から命じられた賠償額を区別すること
です。
また、給与について水原氏側が裁判で説明した数字と、米司法省が正式に公表した不正送金額や判決内容では、情報の性質も異なります。
それぞれを分けて整理することで、水原一平氏の給与推移と事件の全体像をより正確に理解できるでしょう。
参考資料
- 米国司法省・カリフォルニア中央地区連邦検察局「水原一平氏の有罪答弁に関する発表」
- 米国司法省・カリフォルニア中央地区連邦検察局「水原一平氏への判決に関する発表」
- 米国司法省「違法スポーツ賭博事業に関する発表」
- Reuters「Shohei Ohtani’s former interpreter reports to prison」
- ESPN 水原一平氏の量刑手続きに関する報道

